福島県立医科大学 脳神経外科学講座

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セカンドオピニオンについて

Second opinion

セカンドオピニンとは

 セカンドオピニオンとは、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。担当医師の変更や、転院をすることではありません。まず、ほかの医師に意見を聞くことがセカンドオピニオンです。
 現在診察を受けている担当医から説明された診断や治療方針について、「別の所見や治療法はないのか」と考えることもあるかもしれません。
 セカンドオピニオンを受けることで、担当医の意見を別の角度からも検討することができ、もし同じ診断や治療方針が説明された場合でも、病気に対する理解が深まることもあります。また、別の治療法が提案された場合には選択の幅が広がることで、より納得して治療に臨むことができます。

セカンドオピニオンをうけるには

 セカンドオピニオンとは、公的保険制度の適用外のため「自由診療」扱いとなり全額自己負担です。
 所用時間:最大60分(相談時間45分+紹介元主治医への報告書作成時間15分) 費用:30,000円(税抜き)
 また、現在受診中の医療機関から紹介状(診療情報提供書、検査資料等)の提供が受けられる方に限定します。
 詳しくは当院の患者サポートセンターのホームページをご覧のうえ、現在の担当医にご相談ください。

担当する医師

 セカンドオピニオンを担当する医師はそれぞれの分野で、特に経験豊富かつ高度な知識と技術を備える医師に限定されています。

教 授   藤井 正純(ふじい まさずみ)
専門分野 脳腫瘍(悪性脳腫瘍、良性脳腫瘍、小児脳腫瘍)/高次脳機能
特に専門とする領域 脳腫瘍の外科治療/覚醒下手術/画像誘導手術/頭蓋底手術/悪性脳腫瘍の集学的治療
資格・その他 日本脳神経外科学会(専門医・指導医・代議員)日本脳神経外科学会(指導医・代議員/日本脳腫瘍の外科学会(理事)/日本Awake surgery学会(運営委員・ガイドライン作成WG委員)/日本術中画像情報学会(理事・術中MRIガイドライン作成委員会事務局長)/日本頭蓋底外科学会(理事)/日本脳神経外科認知症学会(理事)/日本脳神経モニタリング学会(理事)//日本高次脳機能障害学会(代議員)/東北神経心理懇話会(世話人)/日本聴神経腫瘍研究会(世話人)/日本脳神経外科微小解剖研究会(世話人)/日本コンピュータ外科学会(評議員)/東北大学東北臨床研究審査委員会(委員)/脳腫瘍取り扱い規約第5版(編集委員)/脳神経外科速報誌(編集委員・査読副委員長)
コメント 脳腫瘍治療をライフワークとして、成人・小児とも手術から放射線・化学療法など豊富な経験があります。また、特に覚醒下手術を駆使した脳高次機能の温存や、術中 MRI・ナビゲーションを利用した高度な画像誘導手術に取り組んで来ました。頭頸部外科領域の頭蓋底悪性腫瘍の外科治療など頭蓋底手術にも積極的に取り組んでいます。
准教授   小島 隆生(こじま たかお)
専門分野 脳血管障害/脳血管内治療
特に専門とする領域 脳血管障害の血管内治療
資格・その他 日本脳神経外科学会(専門医・指導医・代議員)/日本脳神経血管内治療学会(専門医・指導医)/ 日本脳卒中学会(専門医・指導医)/日本脳卒中学会(代議員)
コメント 脳血管障害(脳動脈瘤、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、脳・頚部血管狭窄など)に対して、カテーテルを用いた血管内治療を行っています。
准教授   市川 優寛(いちかわ まさひろ)
専門分野 機能的脳神経外科/てんかん/難治性疼痛
特に専門とする領域 てんかんの外科治療/パーキンソン病等の神経疾患の外科治療/難治性疼痛の外科治療/痙縮の外科治療(バクロフェン、ボットクス治療等を含む)
資格・その他 脳神経外科(専門医・指導医)/救急科専門医/日本てんかん学会(専門医・指導医)/機能的定位脳手術技術認定医/がん治療認定医機構がん治療認定医/臨床神経生理学会術中脳脊髄モニタリング認定医
コメント てんかん、パーキンソン病、ジストニア、難治性疼痛、痙縮等の外科的治療について担当しています。
まだ一般的になじみの薄い治療方法も多い分野ですが、是非気軽に受診して下さい。
実際の治療の 際には、適宜当院神経内科、麻酔科などとも連携して治療を行っていきます。
講 師   神宮字 伸哉(じんぐうじ しんや)
専門分野 下垂体腫瘍/神経内視鏡手術/良性脳腫瘍
特に専門とする領域 下垂体腫瘍/間脳下垂体腫瘍/神経内視鏡手術
資格・その他 日本脳神経外科学会(専門医・指導医)/日本内分泌学会専門医(脳神経外科)/日本神経内視鏡学会技術認定医/日本がん治療学会認定医機構がん治療認定医
コメント 間脳下垂体腫瘍を中心とした脳腫瘍の治療を行っています。下垂体腫瘍は神経内視鏡を用いて手術をすることが多いですが、それ以外の疾患にも神経内視鏡を積極的に導入して低侵襲手術を行うようにしています。

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